Society for Art Education Studies
日 時 :2020年12月27日(日)9:55から入室開始 ※1日のみの開催です
開催方法:Zoomによるオンライン開催
参加費 :無料
定員:300名(先着順)
参加方法:
第26回美術教育研究大会は、Zoomによるオンライン開催となります。
今大会へのご参加は登録制となります。以下のリンクからご登録ください。
なお、大会当日でもご登録いただけます。
・ 登録後、ZoomのURLがメールで送信されます。当日はそちらからご入室ください。
届かない場合は迷惑メールに振り分けられている可能性もありますので、必ずご確認く
ださい。URL変更の場合などの重要な連絡も、ご登録いただいたメールアドレスに配信
されます。
・ カメラ・マイク共にオフにしてご参加ください。
・ 発表・講演等、大会の録画・録音は禁止します。著作権尊重の上、ご参加ください。
ただし事務局では大会記録のため録画を行わせていただきますのでご了承ください。
録画データは、公開いたしません。
・ 不測の事態等が生じ、事務局では復旧が不可能な場合、オンライン大会を中断すること
があります。
*一部修正しました(2021/06/15)
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口頭発表
河内 啓成
ICTを利用したオンライン授業の実践報告 -withコロナ時代の美術教育-
渡邉 五大・武内 優記・白田 祥章・中嶌 雄里・藤澤 穂奈美・小野 海・轟木 麻左臣・永井 遼太朗・山崎 良太
幼児期における美術の造形と表現による可能性についての実践的研究「ねんどワールドであそぼう!」
橘 美知子
美術教育との出会い
福岡 龍太
在宅授業に対応する表現教育の可能性 ―観察力を表現力に展開する前に―
大河原 典子・大沼 蘭・藤岡 孝充
大学の教員養成課程における図画工作科教科書の作成と意義
金田 卓也
社会関与型アートプロジェクトと美術教育
展示発表
河内 啓成
動植点像迷彩絵:琉金図
山崎 真一・渡邉 五大
力五山アートプロジェクト 『十日町高倉博物館 −還るところ−』
講演タイトル:「アートの生存価と教育実践」
講 師 : 奥村 高明 先生(日本体育大学児童スポーツ教育学部 教授)
講師略歴
1958年宮崎県生まれ。芸術学博士(筑波大学)。小中学校教員、宮崎県立美術館学芸員、文部科学省教科調査官、聖徳大学児童学部長を経て、現在日本体育大学児童スポーツ教育学部教授。専門は、図画工作教育、鑑賞教育、美術館との連携など。主な著書「マナビズム―「知識」は変化し、「学力」は進化する」東洋館2018、「エグゼクティブは美術館に集う (「脳力」を覚醒する美術鑑賞) 」光村図書2015、「美術館活用術 鑑賞教育の手引き ロンドン・テートギャラリー編」美術出版2012など。
大 会 企 画
「ウィズ・コロナの美術教育 変わること、変わらないこと」
コロナ禍は、世界中を震撼させ、未だ明確な出口が見えないまま、現在もその影響下にあります。感染対策を講じつつ、日常生活や、経済活動を送るための「新しい様式」は、学びの場にも様々な影響を及ぼしています。美術教育の授業においても、「新しい様式」になじませつつ授業を行うという困難に、不断の工夫と努力が続けられています。
一方で、少し楽観的に歴史を振り返ると、甚大な感染症が蔓延した後に、人類は大きな繁栄を経験してきました。中世ヨーロッパのペストの大災禍の後に、あのルネサンスが訪れた事は皆さんよくご存じでしょう。感染症のパンデミックと、パンデミックが引き起こす経済活動の停滞は、いつの世も社会の既存の価値観を崩します。人々が生き残るために様々にこらした努力と工夫は、新たなイノベーションとなり、次代の世界を作り上げてきました。今、私たちは、まさにそうした過渡期に立ち合っているといえるのではないでしょうか。そして変革が起きる時に必要とされる創造的な思考は、美術教育でこそ育まれる能力でありましょう。
コロナ禍で変革を余儀なくされたこともあれば、その中においても、変わる事なく流れている本質もあるはずです。本大会では、元文科省の教科調査官で、現在日本体育大学教授の奥村高明氏を講師に迎えて、美術教育の本質を見据えたお話を頂きます。激動の2020年を終えるタイミングで、ほんの少し立ち止まり、皆で美術教育の本質を今一度見直す機会を設け、未だ終わりの見えない状況下の中、日々の努力で少々疲れてしまった心身を回復させ、皆さんでつながり助け合い、励まし合う機会としたいと思います。
第26回大会実行委員長 真住貴子